Mission
存在意義
特定の分野に経験と熱意を集約することで、
独自性の高い作品を生み出し、
そのプロセスが作り手としての視座を高め、
他分野の制作にも還元されていく。
そのような循環の中で、社会に貢献することを
私たちのミッションとしています。
【究める】ものごとを奥深くまで明らかにする。
【極める】これ以上はないという状態に達する。
Vision
目指す方向性

私たちは“つくる”を通じて
引退馬問題の前進を
本気で目指す会社です。
引退した競走馬の多くが、
アフターキャリアの少なさから
天寿を全うする前にその生涯を終えている——。
私たちは、家畜として生まれた馬が競馬というエンターテインメントを通じてそれを超えた存在となり、その後ふたたび「家畜」として処理されていく構造に対して、競馬ファンを中心とした人々が抱く違和感の集合を「引退馬問題」と定義しています。
この問題は、単なるアニマルウェルフェアの観点だけで結論づけられるものではありません。
競馬がなくなれば、ファンの楽しみが失われるだけでなく、産業従事者の生活や馬肉の食文化、競馬を通じて納められる国庫納付金に支えられた畜産振興など、社会のさまざまな領域に影響が及びます。
私たちは、この産業構造に起因する問題に対して、映画・書籍・オウンドメディアといった多様な表現手段を通じた支援活動を重ねてきました。
同時に、中立的な立場から継続的に“正しい”情報を届けていくため、 馬事産業の仕事だけに偏り過ぎないことを心掛けながら、事業を設計・展開をしています。
Story
なぜ“馬”なのか?

競馬に育てられた一人のファンが、
引退馬問題と向き合うまでの物語。
代表の平林は、幼い頃から競馬場に通い、競馬と共に育ってきました。
18歳のとき、多くの競走馬が引退後に「行方不明」になる現実を知り、大きな衝撃を受けます。その瞬間、「いつかこの問題と正面から向き合おう」と心に決めました。
2017年、当時同じ会社で働いていた平林と平本は、引退した競走馬の現実を描くドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』をつくるため、“社内サークル・Creem Pan”を発足。作品は全国の劇場で公開され、門真国際映画祭2020で優秀作品賞と大阪府知事賞を受賞し、主要配信プラットフォームや地上波テレビでも取り上げられました。
その広がりをきっかけに、引退競走馬支援から競馬振興まで、馬事コンテンツのご依頼が年々増えていきます。いまでは、競馬の華やかな側面と、引退馬問題という影の側面。その両方にまたがって制作する、少し特異なチームになりつつあります。
牛や豚、鶏と同じく家畜である馬の命だけを特別視するのは、本来エゴかもしれない――。それでも競馬を愛し続けるために、私たちはその偏りを引き受けたいと考えます。「本当にこのままでいいのか」と感じる現実に対して、自分たちの立場と願いをはっきり示すことに、意味があると信じているからです。
Creem Pan は、この矛盾と偏りを自覚したうえで、「競馬の発展と共に引退馬問題の前進を目指し続ける」という姿勢を、これからも大切にしていきます。
Value
持つべき価値観

出すものに、
妥協しない。
作品も、サービスも、メ ディアも、場づくりも──
私たちが世の中に送り出すものはすべて「作品」として扱います。
予算や時間といった制約がある中でも、
「Creem Panの仕事だ」と胸を張れる水準まで考え抜き、
手を動かし続ける姿勢を大切にしています。
Entry
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